こころ


【こころ】


あれを  青い空だなんて教わらない
雨を予感させないだけの  晴れた空だ

時々、子供のころ鳥籠から逃がした
あの日のインコの色になる

誰かの目を借りて
この空を見上げたとしたら

同じ空でも  きっと違う色だろう

けれどこれを  虚空だと教わる日には
クソッタレと  こころはそう叫びそうになる


ひとつづり

寄木 ひとり 手で遊び、言葉で遊ぶ、ひとといろの縁結び。 手の演劇、詩、文劇、詩劇、文字体アート ※無断転載、転載禁止

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