自由


自由とは曰く、檻で過ごす自らの由来。


けれどこれはただの柵だ、
乗り越えればなんてことはない。

むしろ高ければ高いほど、ただの梯子だ。


人の云う自由がこんな檻の中だとしても、

ただ真っ直ぐ進んでいたら電柱にぶつかった程度だ。
きみのこころを横向きに変えればなんてことはない。

けれど檻の中でただ甘事に耽れば、
こんな安易なことでも至難の技だ。

角度を変えても
そこから抜け出すことは叶わないだろう。

ひとつづり

寄木 ひとり 手で遊び、言葉で遊ぶ、ひとといろの縁結び。 手の演劇、詩、文劇、詩劇、文字体アート ※無断転載、転載禁止

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